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ライブレポート めんそ〜れ vol.14 その1 今回は初めての試みとして「すとれんじかいんどおぶうぉまん」というサブタイトルをつけ、独自の個性を放つ女性を集めたイベント、という趣旨のもとでのライブとなりました。 この日は、なんといっても初披露のダイヤモンドヘッド伝説につきると思います。 これは、ベンチャーズの代表的ヒット曲ダイヤモンドヘッド(ちなみにインスト曲)に、新たに歌詞をつけたものなのですが、ベンチャーズがサーフインストバンドであったことを考慮にいれたうえで、現代に広まりつつあるハルマゲドン待望論的終末観を、あくまでライトかつコミカルに歌うというコンセプトで作り出したところ、思惑以上にすちゃらかに出来あがり、勢い余ってふりつけまでつけてしまいました。 なんとなく脱力系ピンクレディという趣きがなきにしもあらずのような。 お客さんの評判も上々で、初登場にして、早くも定番曲の地位におさまりそうな感じであります。 その一方で、マンセー!にはまだまだ課題が残ったような気がします。 マンセー!という曲でのパフォーマンスだけでなく、全体の流れ、衣装も含めて、いろいろ考えないといけない、と思った次第であります。
そして、ここからが、「すとれんじかいんどおぶうぉまん」となるわけですが、トップバッターは、いつむゆ。(サポート:ROMIO) 当日配られた上記の曲目リストからして、早くもいつむゆワールド全開、という感じですが、彼女は、これまでは、町田のDo ItあらためWest Boxというライブハウスのみで、ライブをやっており、今回初めてのアウエーでのライブとなったわけですが、そのためもあってか、これまで私が見たライブに比べると、おとなしめというか、他所行き顔、という感じであったような気がします。 彼女の音には、滅びゆくヨーロッパの体現とでもいうべき美意識が通低に感じられながらも、決して滅びの美学に自己陶酔はしてなく、いい意味で重くないところが特徴なのではないかと思います。 そして、自らの殻に閉じこもることによって、なんとか自分らしさのようなものをでっちあげる、のではなく、聞き手に対して十分に開かれていながらも、なお、その表現された音には、いつむゆらしさという他はないものがすみずみまで行き渡っているのであります。 天才、という言葉は、その言葉を使う対象の人間を賞賛するための言葉でありながらも、実際には、往々にして、その言葉を使う側の人間のコンプレックスの在り処と、鑑識眼の低さを露呈させるだけという結果をまねきかねない極めてリスキーな言葉であるわけですが、その危険性を十分認識したうえでなお、私は、彼女を一言で表現する言葉として、この天才という言葉以外の言葉が思い付きません。
続いては、松岡宮。 ちなみに、3番目のサブマリーンの片思いで共演することになっていた関係で、私は控え室にはべっていたので、本番は、見ることができなかったのですが、ともかくも、パフォーマンスとしての朗読はもとより、テキスト自体も、貧弱なものが圧倒的に多いように見受けられるポエトリーリーディングのシーンにおいて、テキストと朗読のどちらにも独自の世界を持っている希有な存在である彼女には、今後ともがんばっていただきたいと切に思う次第です。 また、1、2、4番目の作品にジャストフィットしていたバックの音楽も彼女自身の手によるものということで、既に歌ものCDは出しているわけですが、朗読もののCDも作って欲しいところであります。 でもって、3番目の作品のみ、歌もので、私が一緒に歌うという栄誉に浴させていただいたのですが、出ていったところで、マイクの前でダイヤモンドヘッド伝説の最後のふりつけであるハリホポーズをとるつもりだったところが、マイクを見失ってタイミングを逸し、取り戻そうとしてシャウトしたら、さらにはずすという、まさに海のそこに沈んでしまいたいような状況に! ハンセ−!
レポート その2へつづく → |