CDマスタリング立ち会いの巻 01.4.12
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CD完成にむけいよいよ最終段階というわけで、午後1時半より、本厚木のモアトーン社にて立ち会いマスタリング。マスタリングしていただいたのは、作務衣姿のS氏。ちなみにマスタリングというのは、収録曲ごとのボリュームの大きさや、音質のばらつきの調整や、音圧の増加、曲間の時間の設定などを含んだ、最後のお色直しのようなものである。 まずこちらから要望したのはボーカルのボリュームの大きさの件である。ちなみに、以前3曲入りのCDRを、周辺の人間に配った時に、歌詞が聞き取れないとの指摘が多数あった。歌詞を既に知っている私には聴き取れるレベルであっても、歌詞を全く知らない状態で初めて聴く人には聴き取れないレベルであるということのようであった。 であるからして、今回のCD作成にあたっては、ボーカルのレベルをかなり上げようと思っていたのであるが、その一方でマスタリングに関する本の中に、マスタリングする際に、一番困るのは、ボーカルがでかすぎる録音があまりにも多いことであると書いてある記事を見つけた私は、困惑してしまったのである。 結局、ボーカルをでかくするのかひかえめにするのか方針がたたぬままにとってしまったわけだが、いずれにせよ、マスタリングにおいては、歌詞を知らない人にもはっきり聴き取れるようにしてもらいたいとお願いした次第なのである。 作業開始後最初の1時間で、マンセー!を何十回と聴かされて、早くも私の集中力は断絶。曲がかわるごとにきかれることに答える以外は、ボケーッとしている。 それでも順調に作業が進んでいた(多分)のだが、時間にして、5時間を過ぎた頃、曲は、8曲目のホイホイ節に進んだ時に、事件(?)が起きた。 なっ、ない!? そう、ないのである。何がないって、ホイホイ節は、1番から4番まであり、1番から3番までは、1箇所、4番には2箇所のあいのてが入る部分があるのだが、4番の2番目のあいのてが入っていないのである!一昨日に録音した時、4番の1番目のあいのてに気をとられて、録音し忘れたようだ。痛恨! まてよ、でも、4番の2番目のあいのては、1番のあいのてと全く同じだから、1番のあいのてをコピーして4番にはりつければ大丈夫、と思ったアイデアは、思いついた次の瞬間に自爆した。 確かにあいのて部分は全く同じでかつ伴奏部分も全く同じなのだが、そこにかぶさっているリードボーカルののばした音が、1番と4番では違っていたのである。 困った困ったコマドリ姉妹などと言っている場合ではない。最悪、このあいのてぬきでもと思ったが、やはりあいのてぬきでは、この曲は気が抜けてしまうのである。 一時間五千円のマスタリング代が、さらに余計にかかることもさることながら、4月30日の発売日に向けてすでにぎりぎりのスケジュールなのに、間に合うのかという問いが頭のなかをぐるんぐるん回るが、自問自答していてもしょうがないので、S氏に相談。 私が使っているローランドのVS1680なら、モアトーン社の機材に直接つないで作業できるので、今から家に帰って、1680を持ってくれば、今日中に間に合うかもということで、午後6時半、速攻で帰宅。 午後8時半に、モアトーン社に着く、ミックスダウンする前の、あいのての一番の部分を4番にコピーした後、再度ミックスダウン。そのミックスダウンが終わったバージョンをS氏の機材に流して、とりあえず私の作業は終了。 その後、置き時計という曲のエンディングに入ってしまったノイズの除去、ミレニアムブルースという曲の、音が不自然に減衰する部分の補正などをしていただく。 結局、深夜12時半に仕上がったCDを持ってモアトーン社を辞し、12時43分最終の小田急線町田行きで帰宅。 ちなみに、S氏は、色々な機材とマックを使っていたので、マックで使ってるソフトは何かと聞いてみたところ、これが、プロトゥール!ホイホイ節風にいえば、これがうわさのプロトゥール♪ってとこでしょうか。聞くところによれば、このソフトは値段が2、3百万するかわりに、とにかく何でもできちゃうらしいのである。何でもとは例えばどういうことかときかれれば、まあ、とにかく、何でもなのである。 |