第13回極楽音楽 ライブレポート

        

                 05.12.11 町田AtoZ

 東京全体ではどうだったのかわからないのであるが、ともかく町田では初雪が降った(ちらついた?)この日、AtoZ で、お気楽主催第13回極楽音楽に出演させていただく。ちなみに、この日のライブをもってお気楽ならびにその主催ライブの極楽音楽は休養に入るとのことで、そのこともあってか、この日の出演者は、お気楽のメンバーとかつて一緒にバンドを組んだことがある人や、極楽音楽への出演が3回目を数える人や、お気楽リーダーのいしはらとしひろ氏と来年婚姻の予定の方などなど、お気楽と極めて深いつながりをもつ方々がこぞって出演。そこに、お気楽のメンバーとバンドを組んだことがなく、極楽音楽への出演は今回が初めてで、かついしはら氏と婚姻の予定もない私のようなものが出演してもよいのだろうか、と、いささかためらいをおぼえたりもした、ということはなく、いざ極楽、ということで、馳せ参じさせていただいたのであった。


 ちなみに極楽音楽というイベントの特色の一つに、アート展示があるのであるが、この日は、omoさんによる油絵の展示。ジャンル的にいうとどういう名称でよべばいいのかはよくわからないのであるが、個人的には、入り口付近にかざられていた、緑を基調にした抽象画がこのみであった。


 でもって、1番目は、お気楽のいしはら氏、ベースのu-taro氏と、かつて、拡大宇宙家族ハロロックというバンドを組んでいた子でびるジェニー殿がボーカルをつとめるJenny & The Legmarky。このバンドはキッスの子孫というか、聖飢魔の腹違いのいとこというか、そういうビジュアルで、HPを事前に見た感じでは、かなりコミカルな味付けがしてあることが予想されたのであるが、実際のライブは、かなりどころではなく、楽曲、MC、演出など全てがコミカル系であり、サウンドは全く異なるものの、基本的方向性は、はらいそと限りなく近いような気がして、強力な親近感を抱いてしまった。順番の関係で全部は見られなかったのが残念。

 誰か一人が突出してお笑い系というのではなく、平均的に全員が笑いをとれる顔ぶれなので、今後もいろいろバリエーションのある演出が期待できそうで、楽しみである。


 つづいては、内藤たいと氏だったのであるが、私の直前であったため、聴けずに残念であった。方向性が近いといえば、たいと氏こそ、表面的なサウンドはともかく、根っこというか、地金というかが、非常に近いものを感じるので、いつかまたちゃんと腰をすえてじっくりと見たいものである。


 つづいては私ことはらいそ。

 オープニングンのバスが来ないでピックがとんでしまった時には、どうなることかとも思ったのであるが、徐々に落ち着きを取り戻し、熱い客席にのせられ、また絶妙なタイミングで随所にドライアイスを噴射してくれるお店のサポートもあり、まずまずのできであった。お客さんのノリのよさに、今日はトークで、かなりアドリブでもしゃべったが、いい感じであった。まあ、しかしこの日の会場内の雰囲気は、ここでうけなければ、かるく、いや、かなりやばいという感じであったが。

 でもって、この日の新曲、というか新ネタは、先日のはらいそ主催ライブめんそ〜れでやれなかったチューニングネタ。ライブの時にもしゃべったのであるが、この曲(?)は、著作権フリーソングであり、自由にカバーしていただいてかまわないのであるが、正式なタイトルを書くと、ほとんどネタばれになってしまうので、仮のタイトルとして「ミ、シ、ソ、ボヨヨ〜ン♪」とさせていただければと。このタイトルをみただけで、このネタの内容がわかった人は、感性が私と近いということなので、非常に危険(?)です。


 つづいての風来直は、一度聴いただけで耳に残るキャッチーなおなじみのナンバーのほかに、最近入籍された出演者への寿ソングを歌うわ、お気楽のレパートリーの替え歌を歌うわで、イベント全体の構成にまで配慮した内容で、共同主催者のような雰囲気が。

 そしてこの日のお客さんは、出演者へのつっこみが、なかなかに強烈だったのであるが、彼女は、つっこまれなれているのか、余裕でかえすさまは、貫禄十分。

 ちなみに、彼女のライブに時々出没するという噂のカエルには残念ながらあえずじまいであった。カエルは雨には誘われるが、雪には誘われないということであろうか。そういえば、レッグマーキーのところで、カエルのようなもの(?)をみたような気もするが、それは気のせいだったのかもしれない。


 次は、今日の出演者の中で、ずばぬけて若手の、THE BODERLINE

 私と同じく、うちこみをバックにしてのパフォーマンスであったのであるが、うちこみは、打楽器、ベースなどリズム系のもの中心で、あくまでサウンドの中心は、これでもかというくらい歯切れのいいアコギのカッティングなのであった。

 個人的にはヒップホップはなじみがうすいのであるが、違和感なく聴けたのであった。そして音楽性がどうこうという以前に、ステージングというのか、盛り上げるのがうまく、客席を思いっきりヒートアップさせながらも、ラストは、しっとりと終えるなど、「君たち、何年選手?」とつっこみをいれたくもなるような心憎さもあったのであった。


 最後は、お気楽

 よく考えてみたら、フルメンバーそろった姿を見るのは初めてだったのであったが、息のあったノリノリの演奏を聴きながら、私は回想モードへと。

 あれは約2年前のことであるが、今はなき海老名のシュガーというお店の閉店記念ライブに、いしはら氏と、お気楽のベースのu-taro氏が、チープとリックという名義で出ていたときのこと、「人」という曲に、ガツン!と来たのであった。その後、めんそーれに出ていただいたり、ライブで一緒になったりで、かれこれ、ソロも含めて4、5回いしはら氏関係のライブを見ているが、代表曲&ライブの定番としておさまるにふさわしいと思われるその「人」に、その後1回もお目に(お耳に?)かかれないのである。

 また、今日のレパートリーの中で個人的にひかれたのは、2曲めの「放蕩者の帰還」と4曲目の「脱力」という曲だったのであるが、それらは2曲とも初めて聴く曲であった。いい曲が多かったら多かったで「なんで、今日はあの曲をやらないんだ!」という不満が生じやすくもなるわけで、因果なことであるわけである。

 しかも、主催者としても、アート展示があったり、回収したアンケートを後日出演者全員に郵送するとかで、内容が濃くかついたれりつくせりの企画を続けているわけで、同じように出演者兼時に主催者をやっている当方としては、大変困ってしまうわけであるが、そうこうしているうちに、サンポール、いや、アンコールが始まったわけであるが、ん?な、なんと、曲のなかで、今日の出演者を紹介してまっせっ!しかも、私の本邦初公開のチューニングネタにふれたりするなど、事前に作っておいたんじゃなくて、今日のライブの間、もしくは、今歌いながら、歌詞を作ってるみたいです!!!そ、そこまでやりますか、いしはらさんっ!ちなみに今日は、本番開始直前に、出演者の順番が変更になったりして、主催者としては、頭の中がテンパリまくりだったと思うのであるが、そのなかにあって、この所行!出演者の選定だけでいっぱいいっぱいの私は、業務改善命令を出されてしまったような気分です、はい。


 そんなこんなで、いろいろなことを考えさせながらも、無事ライブは終了したのであった。

 終演後の店内で、主催者としてはともかく、出演者としては、「なぜあの曲をやらないんだ!」といわれるような領域に早くたっしたいものだなあとしみじみとしている私のところへとある女性のお客さんが近づいてきてこう聞いてきたのであった。「なぜ今日は桜三姉妹の間奏で、でんぐりがえしをしなかったのか!」と。

 ・・・・・。

 「なぜあの曲をやらないんだ!」と「なぜでんぐりがえしをしないんだ!」の間に横たわる天文学的距離にうちのめされながら、私は凍てつく夜道を家路へ急いだのであった。

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<完>

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 蛇足

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 ところで私が、主催者でもないのに独断と偏見で勝手に選ぶ「客席で一番目立ってたで賞」ですが、この日のお客さんは、踊りまくるは、出演者につっこみをいれまくるわ、ネクタイをふりまわすわ、さわらせまくるわ(?)、(ちなみに私は、足をふまれまくるわ)のフーリガン状態で、暴れまくり度というか、エネルギー消費量の多さで選ぼうとすると、対象者が多すぎて収拾がつかなくなるので、逆に、少ないエネルギー消費量でキラリと目立っていたという意味で、お気楽の通常のステージが終わった時、サンポールを、オリンピックの聖火のトーチのごとくふりかざし、お客さんを先導、いや扇動したMeLONSWiNG氏(MONKEY MELON)に贈呈したいと思います。

 副賞はサンポール一年分です。

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 こんどこそ本当に

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<完>

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